パッチとリリース
Liferay DXPパッチ適用の推奨サイクル
Liferay DXPシステムを最新に保つ推奨事項は、プロジェクトのライフサイクル(開発、本番、メンテナンスモード)によって異なります。
開発モード
本番リリース前であり、新たなDXPプロジェクト提供に向けて開発中のお客様を指します。開発モードのお客様は、全てのバグ修正が反映されるよう、月に一度フィックスパックを更新することを推奨します。(DXP 7.0の場合、フィックスパックは四半期ごとにリリースされることに注意してください。更新されたリリーススケジュールについては、こちらをご覧ください。)開発モード時は、Help Centerにて問題を報告し、毎月のフィックスパックリリースで解決します。開発チームを妨げる問題が生じている場合は、要求に応じてサポートチームよりホットフィックスを提供できます。
本番移行前は、1つのフィックスパックにコミットし、チーム全体でそのフィックスパックを管理してください。 本番リリース以前は一貫したベースラインを確保できるよう、報告される問題は全てホットフィックスにて解決してください。本番稼動の3ヶ月前には、このフィックスパックを選択することをお勧めします。
プロダクションモード
適用に成功後、通常お客様はプロダクションモードに入ります。DXPのインストールは本番環境で公開され、引き続き開発は進行中(例:追加プロジェクトが開始)です。本番モードでは、各組織にてフィックスパック更新サイクルを計画することをお勧めします。その際は、各組織の要件に応じたセキュリティフィックスパックを本番環境に適用、十分なリグレッションと統合テストを行ったうえで本番システムに新しいフィックスパックを適用してください。
なお、Liferayでは、 少なくとも3ヶ月に1度は、最新のフィックスパックをインストールすることをお勧めします。各フィックスパックのリリースには複数のバグ修正が含まれており、最新により近いバージョンのフィックスパックに依存するホットフィックスを利用することで、Liferayサポートはより効果的に支援できます。
メンテナンスモード
本番環境でDXPの適用に成功し、製品に変更を加える予定がないお客様はメンテナンスモードとなります。メンテナンスモードのお客様は、ビジネスユースケースのために製品を徹底的なテストを終えているため、Liferayサポートから追加の修正は必要ありません。メンテナンスモードのお客様には、特定のフィックスパックレベルを保つことを推奨します。メンテナンスモードのLiferay DXP 7.4のお客様は、サブスクリプションのメリットを最大限に享受するために、少なくとも3ヶ月ごとに最新のフィックスパックをインストールすることをお勧めします。